銀行員の闇 銀行員の休暇中は不正調査！休暇からそのまま退職する行員も・・あのひとが！

日頃に業務に追われる銀行員

昔の銀行員は休暇もなく

夜遅くまで働き

土日も出勤なんてことがありましたがさすがに今はそんなことはありません

＊地方銀行や信用金庫はまだあるかも・・

労働基準局や働き方改革やSNSの登場で残業や休日出勤は世間から叩かれます

わたくしの入行時代は「テッペン」という俗語がありました

時計に張りが「テッペン」にいくまで働くこと

そう午前0時です

そして何もなかったように7時にまた出勤

一日に大部分を銀行で過ごしてました

これを自慢する先輩がいましたが今考ええればバカなことだと痛感してます

どれだけ時間の無駄だったか

趣味や友達そして家族に迷惑をかけてましたね

それもこれも「銀行員」というステイタスでごまかしてきたような気がします

現在はというと前述で述べましたが残業や休日出勤は「悪」です

だから現在入行してくる若者に残業や休まず働かせることは自らの首を絞めることになるのです

ではそうするか

若者がする仕事を管理職がするんです

その結果・・

若者は仕事は楽でストレスもない

だから定時で帰れるし休暇も取り放題

若手行員からは銀行楽勝という声まで

世も末の状態です

そんな若手が取りやすい休暇ですが

どんなに忙しい中堅行員や支店長・部長クラスでも休暇は取らなければなりません

それも仕事なのです

それは不正防止

休暇を取りたがらない人は不正をしてるんじゃないかと疑われます

わたくしの経験でもまさにそういう先輩がいました

毎日残業

土日も出勤

仕事もできて上司のウケもいい

出世スピードも速かったです

でも一つ気がかりなことがありました

とにかくお客からの電話が多く、中には以前いた店の客からも・・

そして、いつも行き急いでいるような雰囲気で気が休まる感じを見たことがありませんでした

まぁ仕事ができる人はこんな感じなのかと思っていましたが・・

大事件が・・

あまりにも休みを取らない先輩に気を使った支店長が好意で強制的に休ませたのです

それも5日間

土日を2回挟みますので9日間

日頃頑張る部下への支店長からのプレゼントです

しかし当の本人（先輩）はなぜか青ざめているのです

色々な理由をつけて出社することを支店長に嘆願するも笑顔で「いいんだ　ゆっくり休みなさい　心配しなくていいから」

そこまで言われて先輩も引き下がります

そして、引き継ぎ書を提出し長期休暇へ

この時その先輩を見るのが、最後になるなんて思いもしませんでした

休暇１~２日目は何もありませんでした

ただその先輩から電話は10回

その回数に違和感を覚えました

そして運命の３日目

あるお客さんからその先輩に依頼している資産運営についての問い合わせ

休暇を取っていることを伝えると休暇明けにまた連絡しますと言われた

一応支店長にそのことを伝えると休み明けに忙しくなるのはかわいそうだと支店長自らそのお客に折り返し連絡

数分そのお客と話してた支店長は見る見る顔色が青ざめ神妙になってた

そして電話を切るとその客のところへ

そして店に帰るなり本部に行くと伝え今日は帰店しないと・・

そして4日の午後、本部に行員が4人その先輩に机の中や書類を段ボールに詰め2回の会議室に閉じこもった

それから代わる代わるに本部行員が来てその先輩が過去担当していた顧客を調べてた

そしてその先輩が休みが終わり出勤する日に支店長からその先輩は本部に転勤になったと言われた

明らかな不自然な時期の辞令に皆いいことではないことは理解していたが・・

内容は使い込み

顧客の預金を巧みな理由で搾取し遊興費に使っていたのだ

その先輩はそのまま依願退職

依願退職ということは不正金額を親類が補填したか退職金で補填できたかです

補填できなければ刑事告発しないといけませんから

その先輩に実家は資産家でしたので刑事告発は逃れられたのかも

新聞沙汰にもなっているため内容は細かく記述しないがかなり大きな金額

銀行に信用は大きく失遂し預金を引き出し多くの人が取引解消・解約しました

実はこのようなことはどこの金融機関では珍しいことではありません

何年に1回は出る事象

酷い金融機関は毎月のように出てます

そんなことを防ぐためにあるこの休暇中の不正監査

休暇を取らせその間に机の中、書類、取引先のヒアリングなどありとあらゆる監査を行います

だから休暇とは聞こえがいいですが実は不正調査期間なのです

もしあなたの周りで休暇を取りたがらない銀行員

休暇前に青ざめている銀行員がいたら・・

もうその人に会うことができないかもしれません